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以下、薬草を調合せしむる事によりて生まるる魔力について書き記すものなり。
| § ＤＥＳＴＲＯＹ Ｗ. § |
| 汝、邪悪なる水の魔ものに襲われしときは、ダンジョンの聖なる儀式をおこないし場に植えられしベルベーヌと、黒き森に隠れ咲きたるラベンダーと、荒涼たる砂漠に生えしセージ、高き山の頂きのヒソップをもって、聖なる薬を作るべし。この薬すなわち火の精霊サラマンダーを召還せしむ魔力持ちて、水の魔ものたちまち蒸発せしむるなり。 |
| § ＦＲＥＥＺＥ § |
| 汝、邪悪なる魔ものを凍えつかせて、氷の柱へ封じ込めんと欲すれば、汝暗黒の森に咲けるラベンダー、荒涼たる砂漠に緑なすセージ、水清き沼のほとりのセボリーとをあい混ぜて、冷気を呼び起こせし薬作るなり。この薬すなわち氷の館に住む雪の精呼び覚まし、その魔力もちうるものなれば、風の魔もの、大地の魔もの、水の魔もの、たちまち凍えつきしものなり。 |
| § ＤＥＳＴＲＯＹ Ｓ. § |
| 汝、邪悪なる霊に襲われ窮地に追い込まれしときは、聖なるダンジョンの儀式の場に植えられしベルベーヌ、黒き森に隠れ咲きたるラベンダー、風の砂漠のセージ、底なしの沼のほとりのセボリーとをもちいて、聖なる薬作るべし。この薬、心清める働きあれば、邪悪なる霊ことごとく滅び去るなり。この魔力霊の体のみに効果ありしものなれば、他の魔ものに対しては力なきものなり。 |
| § ＳＴＯＮＥ ＴＯＵＣＨ § |
| 汝、大地這いし邪悪なる魔もの、法力をもちて石と変えんと欲すれば、聖なるダンジョンのベルベーヌ、高き山の頂きのヒソップ、清き水たたえたる沼のセボリーとを持ちて、聖なる薬作るべし。この薬すなわち火と水と風と聖霊のみわざ表し、薬たちまち天に昇りて、地上へあまねく飛散せしむなり。これに触れし大地の魔もの、ことごとく石と化すものなり。 |
| § ＭＥＴＥＯＲ § |
| 汝、天空に輝きたる星々を降らして魔ものを打ちのめさんと欲すれば、底なしの沼のセボリーと、天を突く山の頂きのヒソップ、邪悪なる森のラベンダーを用いて聖なる魔薬を作るべし。この薬ＭＥＴＥＯＲの魔力宿るものなれば、天の星たちまち地上に降り落ちて、魔ものことごとく打ちのめされるなり。この魔力形なき霊体には効あらざるものなり。 |
| § ＤＥＳＴＲＯＹ Ｆ. § |
| 汝、邪悪なる火象の魔ものに襲われ、窮地に追い込まれしときは、汝ダンジョンのベルベーヌ、暗き森のラベンダー、高き山の頂きのヒソップ、黒き水たたえし沼辺のセボリーとを混ぜて、聖なる薬作るべし。この薬ＤＥＳＴＲＯＹ Ｆ.の魔力宿すものなれば、すなわち火象の魔ものことごとく滅び去るなり、この魔力火象の魔もののみに効果ある力なりけり。 |
| § ＤＥＧ-ＤＥＡＴＨ § |
| 汝、邪悪なる四象の魔ものに襲われしときは、荒涼たる砂漠に唯一緑をなすセージ、高き山の頂きを包みしヒソップ、底なしの沼の岸辺のセボリーとをあい混ぜて、聖なる薬作るべし。この薬すなわち邪悪なるものを死にいたらしめる力あるなれば、四象の魔ものことごとく滅ぶなり。邪悪ならざるもの並びに霊性のみにて存在したるものには効目なきものなり。 |
| § ＤＥＳＴＲＯＹ Ａ. § |
| 汝、邪悪なる風象の魔ものと闘いて、窮地に追込まれしときは、汝ただちにベルベーヌ、セージ、ヒソップ、セボリー等の薬混合し、聖なる魔力召喚すべし。この魔力すなわち風象なる邪悪の魔ものを滅び去らしめん魔力なれば、火の精、水の精、大地の精および、神々が遣わしたる聖霊の力によりて、風象の魔ものことごとく滅び去るなり。この魔力風象にのみ効果あらしめん。 |
| § ＤＥＳＴＲＯＹ Ｅ. § |
| 汝、邪悪なる地を這う魔ものに襲われしときは、ラベンダー、セボリー、ヒソップ、セージ等の聖なる薬草を集めこれを調合すべし。この薬、ＤＥＳＴＲＯＹ Ｅ.の魔力を宿せしものなれば、地象の魔ものたちまちのたうち苦しみて、地を這う魔ものことごとく打ちのめすなり。この薬、地なる魔ものを滅ぼすための薬なれば、他のいかなる魔ものにも効果なきものなり。 |
| § ＵＮ-ＣＵＲＳＥ § |
| 汝、悪しきものどもの呪いを解きて、呪われしいまわしき戦いを止めんと欲すれば、尊きドルイドの犠牲捧げしダンジョンの、その血を吸いて茂りしベルベーヌと、青き樹海の暗き時間の淀みの中で、スズランの花に結びし朝露のしずくを受けて咲くラベンダーをもちて、呪いを解きしＵＮ−ＣＵＲＳＥの魔力の薬をもちうべし。戦い止みて汝の呪い解けるなり。 |
| § ＳＨＩＥＬＤ § |
| 地の象の魔もの、汝とその仲間に近づくることを避けたし時は聖なるダンジョンのベルベーヌと、風の砂漠のセージを探すべし。この薬草手に入らば、ＳＨＩＥＬＤの魔力、汝に与えらるるものなり。ＳＨＩＥＬＤとは、聖なる大楯なれど、他の象の魔ものを防ぐこと能わずなり。 |
| § ＩＣＥ ＷＡＬＬ § |
| 汝を護るは大地の楯のみにあらず、ラベンダーとセージをもちうれば、旧き氷穴に時を越え眠りたる精霊の封印とかれ、その冷気一千里を這いて、汝が身をとり巻かん。これすなわち氷の楯と呼び、氷の精霊、汝に従うことのしるしなり。汝、友と旅すること、友をも護る大楯とならん。但し氷の精霊は、水のもの、霊のものの眷属なれば、これに属する魔ものどもを防ぐこと能わずなり。 |
| § ＣＨＡＩＮ § |
| 汝、大地の魔ものの力を避けたき時は、ＣＨＡＩＮの術が効ありなん。まず聖なるダンジョンのベルベーヌ、青き樹海のラベンダー、風の砂漠のセージことごとく混ぜ、この薬もちて、「ＣＨＡＩＮ」の呪文となえみるべし。地より出でし魔ものども、動かずなりぬ。但し、ひとたびの呪文によりては、ただ一体の地の魔ものよりほかに動きを封ずること能わずなり。 |
| § ＦＩＲＥ ＷＡＬＬ § |
| 汝、地底に住むもの、水に寄りし魔もの等、ことごとくこれを避くること欲する時は、"炎の楯"をもちうるがよし。聖なるダンジョンのベルベーヌ、山の高みのヒソップを混るべし。火の精、汝に力を貸したもうて渦まく火炎を壁となし、魔ものどもを防ぐ。この火より生まれし魔ものと風の魔もの、悪霊には効なきものと知れ。 |
| § ＰＲＯＴＥＣＴ § |
| 汝がその身を護るに益あるものに、"強固なる盾"というのがあり。これを手に入れんと欲すれば、青き樹海のラベンダー、山の高みのヒソップを混ぜ魔力使うなり。この楯、命もちたる金属オリハルコンをもちてつくられ、溶岩王の熱き息吹と岩石王の拳によりて鍛え上げられし、最強の楯なり。悪しき者ども、ひとつとしてこれを通ること能うはずなし。 |
| § ＳＴＩＬＬ ＡＩＲ § |
| 汝、空気より生まれし邪悪のものに悩まされし時は、風封じを用うべし。まずベルベーヌ、ラベンダー、ヒソップを混ぜて薬を作り、次に心で「ＳＴＩＬＬ ＡＩＲ」と唱えるべし。空気の流るるを止むるゆえに、空気にとけて悪をなすものどもも動くこと能わずなるなり。但し、呪文ひとつで風の魔ものひとつの動きを封ずるのみと知れ。 |
| § ＦＯＧ ＢＡＮＫ § |
| 汝、赤い砂漠のオアシスに生えしと伝わるセージなる草と、天の高みをつらぬきし山の頂きにのみあると伝わるヒソップなる薬草を用いて、聖なる薬作りしときは、汝たちまちその姿、聖なる霧につつまれて、魔ものとあい触れても汝汚るることなきものなり。ただしこのみわざ、水と風と聖霊の力賜りしものなれば、水の象、風の象、及び霊性のものには効果なきものなり。 |
| § ＳＴＩＬＬ ＷＡＴＥＲ § |
| ＳＴＩＬＬ ＷＡＴＥＲの術、これも魔法のうちで最も易きもののひとつなれど、汝が水に属する敵にあい対する時、その効ありがたき術なり。まずベルベーヌ、次いでセージ、そしてヒソップの順に薬草を混るべし。水に属する敵、火に遭いたるがごとくに動かずなりぬ。但し、下級の術によりて、ひとたびに一体の水の魔ものをのみ、封ずるものなり。 |
| § ＳＴＩＬＬ ＦＩＲＥ § |
| 汝が襲わんとする火の悪魔、悪鬼どもの力を封ずるには、ＳＴＩＬＬ ＦＩＲＥがよき魔法なり。青き樹海のラベンダー、風の砂漠のセージ、高き峰のヒソップをあい混ぜて、ＳＴＩＬＬ ＦＩＲＥの魔力を呼び起こすべし。但しこのＳＴＩＬＬ ＦＩＲＥの魔法、下級の魔術師のもちうる易き術なるが故に、炎の魔もの一体の動きを封ずるばかりなり。 |
| § ＡＮＴＩ−ＭＡＧＩＣ § |
| 汝、ベルベーヌとセボリーあい混ぜし時は、黄金の光汝を囲みて、その身を護らんとす。すなわち、地のもの、火のもの、水のもの、風のもの、霊のもの、存在せるすべての魔もの、その力を失うなり。たとえ邪悪なるもの身の先一寸に迫れども、汝が身に触るることなし。汝、この術もちうる時、ひとつとして恐るるものなし。 |
| § Ｓ. ＣＨＡＩＮ § |
| 汝、霊の悪なるものに憑かれ、苦しめられし時、その霊の動きを止むる術をもちいること、可なり。まずベルベーヌ、ラベンダー、セボリーあい混ぜて、「Ｓ. ＣＨＡＩＮ」の呪文を唱えれば、汝につきまとい、呪縛する霊、動かずなりぬ。但し数多くの霊汝をとり囲み襲い来るときは、効率よき術とは言い難し。なぜならば、この呪文、ひとたびに一体の動きを止むるのみなればなり。 |
| § ＩＮＶＩＮＣＩＢＬＥ § |
| 汝、セージとセボリーを混ぜ合わせ、聖なる魔力の薬を作りて、ＩＮＶＩＮＣＩＢＬＥの魔力呼び起こせば、汝のエネルギー、もとの十倍にふくらむなり。ＩＮＶＩＮＣＩＢＬＥとはすなわち無敵のことなれば、汝の力に匹敵するものはなし。いかなる魔ものも邪悪の力も、汝の髪一本を切ることできはせぬであろう。これ力の源、神々の助けを受くる魔法ゆえなり。 |
| § ＳＥＮＩＬＩＴＹ § |
| 魔ものどものちからを減ずる法に、ＳＥＮＩＬＩＴＹというあり。これすなわち、道にはずれし邪悪な魔ものの生気を抜き、老化さするによりて、その力を減ずる法なり。ベルベーヌ、セージ、セボリーの薬草ことごとく混ぜて薬となし、この薬の魔力魔物どもに向けるべし。肉ある魔ものの力、いちじるしく減すれども、すでに生気なき霊のものには効なきが故に、このこと心に留むるべし。 |
| § ＮＥＧＡＴＥ § |
| 汝、魔ものどもの動きを止むることを欲すれば、沈黙の魔薬を作るべし。知恵の沼セボリー、三日月の山ヒソップをあい混ぜて作りし薬これすなわち沈黙の魔薬なり。のちに、サラマンダーの炎のうろこを加えれば、火の柱吹き出でて魔ものどもを打たん。魔ものども時を止められ動くこと能わずなりぬ。この魔法、名づけてＮＥＧＡＴＥの法という。 |
| § ＣＵＲＥ § |
| 汝、邪悪なる魔ものの毒気に当たりて、生命のあやうきことあるときは、神聖なるダンジョンの中に茂りしベルベーヌなる聖なる薬草をもちいて、ＣＵＲＥの魔力使うべし。ベルベーヌすなわち邪悪なるもの一切を排除し清むる力宿る草なれば、ＣＵＲＥの魔力その力を喚起せしめて、汝ならびに汝の治癒施せし者たちことごとく、解毒し力蘇るなり。 |
| § ＭＥＬＴ § |
| 汝、凍えつきたる仲間及び、凍結したる者再び命戻さんと欲すれば、暗き森に輝き咲きたるラベンダーの花もちてＭＥＬＴなる魔法呼び起こすべし。ＭＥＬＴすなわち命の炎燃やしせしめて、うちなる魂の温もりたるにより、凍えし身体の氷解かさせしめ、再び生命宿らせしめたる術なれば、凍え死にし仲間及び、氷に閉ざされしものたちまち蘇生せしむるものなり。 |
| § ＨＥＡＬ § |
| 汝、邪悪なる魔ものと闘いて、生命の力弱まりしときは、荒涼たる砂漠の中に唯一緑なす生命の草セージをもちて、ＨＥＡＬなる魔力の薬作りもちうべし。セージすなわちこの大いなる宇宙にあふれし神々の力、自らの命となる草なれば、ＨＥＡＬなる回復の魔力もちいたる汝の身体にセージの魔力宿りて、汝たちまち生命の力総身にあふれ宿りたるなり。 |
| § ＳＯＴＯＮＥ ＦＬＥＳＨ § |
| 汝、自ら石となりし仲間、あるいは魔ものの魔力によりて石像と化したる仲間救おうと欲すれば、月昇りし山の頂きにて星の滴集めたるヒソップなる薬草もちいて聖なる薬作るべし。この薬すなわち石と化したるその者の身体、再び肉なるものに蘇りせしめて、命の炎再びともすものなり。 |
| § ＲＥＳＵＲＲＥＣＴ § |
| 汝、邪悪なる敵に倒されし仲間及び死せる者の魂を再び蘇らさしめんと欲すれば、命の水あふれし聖なる沼に茂れるセボリーをもちて、命の薬作りもちうるべし。この薬ＲＥＳＵＲＲＥＣＴの魔力宿すものなれば、すなわち生命のともし火消えたる身体に、再び命呼び戻すわざなるなり。 |
| § ＣＨＡＮＧＥ ＡＩＲ § |
| 汝、邪悪なるものと出会いて、その魔ものに知られざるにその傍らを通り抜けんと欲すれば、闇なる森に隠れ咲きたるラベンダーと、聖なる水をたたえし沼の岸辺のセボリーとをあい混ぜて、不思議の薬作るべし。この薬ひとたび汝の身体に振りまけば、汝の身体たちまち空気と化して、姿たちまち消ゆるものなり。 |
| § ＦＬＹ § |
| 汝、空の高みを飛びて、汝の行く手はばむ障害物および魔ものたちをよけ進まんと欲すれば、汝聖なる草のことごとくを混ぜて、魔女たちが空をかけめぐりし飛行薬を作るべし。この薬聖なる魔力をもちて汝の重さなくするものなれば、汝たちまち風にのりて空を飛び、海山いとやすく越せるものなり。 |