YUSHA 30 ORIGINAL SOUNDTRACK
勇者30奏 オリジナル・サウンドトラック

　マーベラスエンターテイメントから発売されたから『勇者30』のオリジナルサウンドトラック。THE ALFEEの高見沢俊彦氏によるメインテーマ『VAMPIRE 〜誘惑のBlood〜」』はシングルでも発売されている。

　『勇者30』は、PSPにてマーベラスエンターテイメントより発売されたバラエティゲーム。開発元はオーパス・スタジオ（現・オーパス）で、元となったゲーム『三十人勇者』の作者である吉田浩太郎（UUE）氏も開発者の一人としてクレジットに名前を連ねている。”超速RPG”と銘打たれた本作は、グラフィックが8ビット時代のゲームを思わせる”ドット絵”で描かれており、RPGの「勇者30」、シューティングの「魔王30」、シミュレーションの「王女30」、アクションの「騎士30」の4つのジャンルを、それぞれ30秒以内で目標を達成していく内容となっている。なお、2011年には続編の『勇者30 SECOND』も発売されている。

　今作では、音楽に『テイルズ オブ シリーズ』などで有名な桜庭統氏や、『メタルギアソリッド』の日比野則彦氏、『超兄貴』の葉山宏治氏など、著名なゲーム音楽コンポーザーが参加しており、古代祐三氏もその内の一人である。他にもマーベラス所属のビジュアル系バンドvistlipも曲を提供しているなど、携わったサウンドクリエイターは総勢19にも及んでいる。また、メインテーマはTHE ALFEEの高見沢氏が手がけている。ちなみに、2009年3月2日に行われた制作発表会では、桜庭氏と古代氏も会見に登場しており、スペシャルゲストとして高見沢氏が登場してトークセッションを行うなど、音楽関係で大いに話題になった作品であった。

　今作のCDでは、DISC1にオープニングと「勇者30」の楽曲を、DISC2に「魔王30」「王女30」「騎士30」やエンディングなどの曲を収録している。古代氏の曲は、勇者30の「勇者の旅立ち」と、魔王30の「魔王の行進」の2曲で、いずれもオーケストラで書かれた楽曲となっている。ライナーノーツにはゲームプロデューサー高木謙一郎氏へのインタビューと、サウンドクリエイターの紹介を掲載。