Live Music by Piano and Strings: 7TH DRAGON SUPER ARRANGE VERSION
ピアノと弦楽器の生演奏による セブンスドラゴン スーパー・アレンジ・バージョン

　5pb.Recordsから発売された『セブンスドラゴン』のアコースティックアレンジアルバム。ゲームミュージックイベント「EXTRA」シリーズ関連作品。パッケージは通常のCDケースではなくDVDケースの大きさであり、貼付の解説書の他に、「英雄王の居城／カザン共和国」「美しき箱庭／ミロス連邦国」「南洋の歌姫／マレアイア群島国」「迷宮−密林航行」の４曲の楽譜を掲載した別冊小冊子が封入されている。また、CDエクストラトラックには特典として、収録曲全曲の手書きの楽譜がPDFデータ形式で収録されている。なお、『セブンスドラゴン』シリーズの音楽CDとしては『7th DRAGON ORIGINAL SOUNDTRACK』に続く３作目となる。

　音楽プロデュースとアレンジは、『世界樹の迷宮』シリーズのアレンジ盤で既にお馴染みとなっている、「GEM Impact」の日比野則彦氏であり、「ピアノと弦楽器の生演奏」シリーズとしても『ピアノと弦楽器の生演奏による 世界樹の迷宮I＆II SUPER ARRANGE VERSION』に引き続いて２作目の担当となる。楽器演奏には前作”世界樹”の時に引き続いて、ピアノの大貫祐一郎氏、バイオリンの天野千恵子氏、チェロの山崎みのり氏、ギターの成川修士氏、パーカッションの佐藤直子氏が５名が参加している。また、今作ではそれに加えて、プロデューサの日比野氏がサックス演奏に、ジャズバンド「Bianca」の滝沢ミナコ氏がフルート演奏に加わっており、”ピアノと弦楽器と管楽器の生演奏”とでも言えるような編成になっている。また、ゲストミュージシャンとして、民族音楽などの音楽を奏でるユニット「MASARA」のフラメンコギタリスト高木潤一氏と、ソロアルバムや著名ミュージシャンのツアーなどで活動しているアコーディオン奏者の田ノ岡三郎氏も参加しており、「戦場−刀剣弾け散る 〜【メドレー】〜 戦場−吼えよ歴戦の兵！」など戦闘系の曲を演奏している。今作のアレンジに選ばれた曲は全部で19曲もあり、ゲーム内で聴ける曲のおよそ半数にあたる。セブンスドラゴンではオーケストラ演奏を基本に編成されている楽曲が多く、またアレンジ作品としても初作で変化球を投げる必要もないため、世界樹の時よりも原曲に忠実なアレンジになっている。ライナーノートでは、古代氏と日比野氏はもちろんのこと、ゲーム制作の小玉理恵子氏、新納一哉氏、モタ氏からのコメントが掲載されており、また、ゲスト以外の演奏者の顔写真も掲載されている。