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大きなカルデラの山の東西の麓にある2つの村は、ペンタウァでも有数の貴金属の産出地だった。この山には金や銀をはじめとした豊富な種類の貴金属の鉱脈が埋まっていたのだ。東西2つの村の人々は、それを大地の神の恵みと思い一生懸命に掘り出しては村人全員で分配し、幸せな日々を送っていた。
しかし、実は東の村の村長は、心の中では「なんとかしてこの富をひとり占めできないものか」と考えていたのだ。
そんなある日、東の村の村長は、西の村に”禁断の花”が咲く場所があるという噂を耳にした。調べてみると禁断の花とはケシの花のことだという。これを放っとく手はない、とばかりに、彼は西の村からケシの咲く地へ通じる洞窟を閉ざし、新たに東の村からの道を作り始めた。さらに魔法使いを雇って西の村に疫病を流行らせ、貴金属までも独占しようとしたのだ!
東の村の村長の計画は、万事順調に進んでいた。ただひとつ、不思議な疫病の原因を探りに、ソーサリアンが出てくるということを除いては。
* LANTERN ▼カンテラ 真っ暗な地下の鉱道を照らす唯一の道具。闇に紛れて襲ってくる怪物の動きを察知するためには、絶対に必要なものだ。 |
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* PICKAX ▼つるはし 使いこまれたつるはしはかつて疫病が流行る前、この村が鉱山として栄えていたことを物語る。だが、今はそれを持つ者はいない。 | |
* KEY OF THE DEPOSITORY ▼倉庫の鍵 岩を吹き飛ばすための爆薬を置いてある倉庫の鍵。この鍵さえあれば爆薬を使って、新たな道を開くことができるのだが。 |
* BAT ▼バット 疫病によって人が通わなくなったのをいいことに、鉱道に棲みついた吸血コウモリ。エサが少ないためか、たまに侵入者を見つけるとどこまでも追ってくる。 | |
* STONE STROPER ▼ストーン・ストローパー 触手に触れた者を石と化す毒を持つストーン・ストローパー。人間の無遠慮な採掘作業は、地下深くで眠っていたこの危険な怪物を、眠りから覚ましてしまったのだ。 |
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* GLEB DURL ▼ガレブ・ドゥール 地下で暮らすうちに足が退化した人面岩。動く事はできないが、離れた敵も口から吐く魔法の玉ではね飛ばすことができるため、剣だけで倒すのはかなり困難だ。 |
ソーサリアン追加シナリオVol.1のシナリオカードを元に、文章・構成を編纂しています。