SORCERIAN

THE GODDESS THAT DISAPPEARED INTO DARKNESS
『闇に消えた女神』

Digest Story 〜ダイジェスト・ストーリー〜

セレーネを連れ去る闇の王　月の女神であり、精霊でもあるセレーネ。彼女の姉はソル（太陽の女神）と共に空の世界を治めていた。昼はソルが、夜はセレーネが、それぞれの世界を照らしていたのだ。ところがある日、闇の王によってセレーネが連れ去られてしまった！　それを知ったソルは失意のあまり世界を照らすことができなくなってしまい、世の中が暗闇に包まれてしまったのだ。ソーサリアンたちは世界に光を取り戻すため、セレーネの救出へと向かうことにしたのだった。
　まずは、太陽の女神・ソルのところへとやってきたソーサリアンたち。そこで彼女から、闇の王について色々と教えてもらった。ヤツは自分の力で、この世を暗黒の世界に変えようと企んでいたのだ。ソルの話では、闇の力を恐れ、兄弟の神々たちですら手助けしてくれないという。今ヤツは湖を越えたところに城を建て、そこからソルを監視しようとしているらしい。もちろん、セレーネもそこに閉じ込められているはずだ。
　闇の王が住んでいるという城へとやってきた。「一刻も早くセレーネを見つけ出し、ソルのところへと連れ戻そう！」そう心に思ったソーサリアンたちだったが、なんと、いきなり床が抜け落ちてしまったのだ！　城の地下にある洞窟へ落とされてしまったソーサリアンたち。セレーネを助け出すどころか、逆に自分たちがワナにはまってしまうとは……。この洞窟はかなり広く、しかも深いために、ちょっとやそっとでは出られそうにない。
　何とか地下の洞窟から脱出したソーサリアンたちは、闇の王の城を調べ始めた。幸いなことに、ヤツは今城にはいないようだ。セレーネが東の塔に監禁されているらしいことはわかったが、それがどこにあるのかはまだわからない。そんな時、いかにも怪しげな場所を発見した。半分崩れ落ちたつり橋だ。かなりボロボロだが、ソーサリアンの運動神経をもってすれば、何とか向こう側まで行けそうだ。もしや、あの扉の中にセレーネが監禁されているのでは……？

原作者の紹介

闇に消えた女神・ロゴ

加藤賞受賞作品

「闇に消えた女神」

橋本奈穂子さん

原作者の紹介
　橋本さんは現在、大学を卒業して小学校の教師をしているそうです。受賞者中、ただ一人の女性ですが実力はなかなかのものです。この作品の他に、もう一本の応募作も最終選考に残っています。
　今回のコンテストの受賞者には、コンピューターを持っていない人が何人かおられますが、彼女もその一人。女性らしい、丁寧なストーリーが高く評価されての受賞でした。
　ちなみに、荒俣賞を受賞した小玉耕二くんは、大学の同級生だそうです。アベック受賞おめでとう！
プレイする皆さんへ……
　皆さんこんにちは、橋本奈穂子です。私は今、小学校の教師をしています。何かと忙しく、毎日と言っていいほど遊びまわった学生時代を懐かしく思っています。好きなだけゲームもできましたし…。
「闇に消えた女神」いかがでしたか？　まだ自分もプレイしていないので、実感がわきません。いつか、自分の教え子たちに、この作品をプレイしてもらいたいと思っています。
橋本奈穂子

ディスク・マガジンを元に、文章・構成を編纂しています。

THE GODDESS THAT DISAPPEARED INTO DARKNESS『闇に消えた女神』

Digest Story 〜ダイジェスト・ストーリー〜

原作者の紹介

THE GODDESS THAT DISAPPEARED INTO DARKNESS
『闇に消えた女神』