SOUND FANTASY ROMANCIA
サウンド・ファンタジー・ロマンシア
| LP | Tape | CD |
| Label レーベル |
APOLLON / TAPE アポロン テープ版 |
ALTY / LP ALTYレーベル LP版 |
APOLLON / CD アポロン CD版 |
| Cover 前面 |
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| Release Date 発売日 |
1987/11/21 | 1987/11/21 | 1987/11/21 |
| Published by 発売元 |
APOLLON MUSIC INDUSTRIAL アポロン音楽工業 |
APOLLON MUSIC INDUSTRIAL アポロン音楽工業 |
APOLLON MUSIC INDUSTRIAL アポロン音楽工業 |
| Catalog Number 型番 |
KSF1500 | AY25-11 | BY30-5176 |
| Release Price 価格 |
\2,500 | \2,500 | \3,000 |
| Disc length 全長 |
— | — | 43:33 |
アポロン音楽工業より発売された『ロマンシア』の音楽集。アポロン音楽工業から発売された２枚目のファルコム音楽作品。特典として、ライナーに掲載された全曲譜面のほか、ロゴアイロンプリントが付いていた。
なお、2018年に入ったあたりから海賊版と思しき物が中古市場に流通してしまっている。一見するとCDの外観は正規品と同じように見えるが、海賊版では表面・裏面・レーベル面にあるはずの“アポロンレーベルのロゴ”がなく、裏面の”発売元情報”, ”発売日情報[O・11・21]”, “定価（\3,000）”, “ライセンス元（ファルコム）ロゴ”, “JASRACロゴ”が消されており、ライナーの一枚紙の内容は正規品の物とは全く異なる粗雑な作りとなっている。当CDは中古市場において定価の2〜3倍の高値で取引されることが多いため、悪質な業者等の標的になってしまったと思われる。
『ロマンシア』は、PC-8801、PC-9801、X1、MSXで発売されたアクションアドベンチャーゲームで、木屋善夫氏によるドラゴンスレイヤーシリーズの３作目。プログラムサイズが小さい事から、ドラゴンスレイヤーJr.と冠されていた。可愛らしい見た目とは裏腹にゲーム難易度はとても高く、ノーヒントで解くことは極めて困難な作品で、当時のPCゲームの風潮を体現したソフトとも言えた。後にファミコンやWindowsにも移植されている。楽曲の作曲は、オープニングが古代祐三氏で、それ以外の全曲を阿部隆人氏が担当してる。なお、機種によって使用音源に違いがあり、PC-8801とPC-9801はFM音源で、X1はPSG音源 or FM音源、MSXはPSG音源が使われる。オープニングのみ、FM音源にSSG音源が加わったアレンジになっており、また残念ながらX1版ではカットされてしまっている。
ロマンシアは1987年発売のドラゴンスレイヤーV『ソーサリアン』では１５本あるシナリオのひとつとしても登場していて、シナリオ中では、原作ロマンシアでも流れていた「ロマンシア王国」 「ロマンシア城」 「アゾルバ王国」 「エンディング・テーマ」の４曲がアレンジされて使われている。これら４曲はソーサリアンのCDが出るたびに収録されたため多数のアレンジ曲も出されているが、ドラゴンスレイヤーJr.『ロマンシア』を主題とした音楽作品としては今作が唯一の物である。
このCDでは、ロマンシアのアレンジバージョン、ヴォーカルバージョン、そしてオリジナルサントラメドレーを収録している。楽曲のアレンジは同レーベルの名盤『ALL OVER XANADU』に引き続き藤原いくろう氏が担当。オープニング・ゲートの作曲者が古城祐三と記載されてしまっているが、これは古代祐三の誤りである。ボーカルバージョンの「オープニング・ゲート〜夢旅人〜」と「ソング・オブ・ロマンシア〜微風のロマンシア〜」の２曲は、ファルコム作品の中で初めて発表されたボーカル曲でもある。ゲーム・オリジナル・サウンド・メドレーは、ゲームプレイ中の音をそのまま録音しており、１曲ごとに収録されている訳ではなく、効果音も入ってしまっている。この頃のゲームオリジナルサントラはこう言ったものが多く、一つ一つの曲が効果音もなくきちんと収録されるようになるのはもうしばらく後の事になる。なお、『FALCOM GAME MUSIC』にもやはりメドレーが収録されているが、このCDに収録されているものとは微妙に音色が違う。
