YsIII WANDERERS FROM Ys GAME SOUND TRACK
イースIII・ワンダラーズ・フロム・イース・ゲーム・サウンド・トラック
| CD |
| Label レーベル |
TAITO タイトー |
| Cover 前面 |
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| Release Date 発売日 |
2005/ 3/24 |
| Published by 発売元 |
TAITO タイトー |
| Catalog Number 型番 |
TAITO-017 (TCPS10109) |
| Release Price 価格 |
Enclosure 同梱特典 |
| Disc length 全長 |
17:16 |
タイトーよりプレイステーション２で発売された『イースIII WANDERERS FROM Ys』の初回限定版に同梱されていた特典音楽CD。初回限定版では、PS2に移植されたイースシリーズ（１〜６）を全て収める事が出来る「コレクションスリーブBOX」がセットになっており、その中にはCDの他、設定資料集も同梱されていた。
『YsIII WANDERERS FROM Ys』は、1989年にPC-8801、PC-9801、MSXの３機種で発売された『WANDERERS FROM Ys (YsIII)』のプレイーステーション２移植版。開発はアクセスが担当している。移植の出来は芳しくなく、スクロールするシーンが少なくて画面切り替えが多いため、原作版で売りであった多重スクロールは強化どころかほとんど再現されておらず、マップが簡略化されており、ボスキャラが一体カットされている、X68000版の追加要素は一切含まれていないなど、当時最新鋭のゲーム機に移植しているにしては極めてお粗末な内容になっている。また、発売までには紆余曲折を経ており、当初公開したイラストが不評だったためか、担当者が変更になってアニメ調の絵に差し替えられたり、その影響からか発売日も延期されている。結果、日本ファルコムが自らイースIIIをWindowsにてリメイクした『イース フェルガナの誓い』や、コナミが同じプレイステーション２に移植した『イース ナピシュテムの匣』に発売日が接近してしまい、注目度としても埋没する結果となってしまった。なお、タイトーからはこの後、『YsIV MASK OF THE SUN -a new theory-』『YsV LOST KEFIN, KINGDOM OF SAND』の２作がプレイステーション２で発売されている。
ゲーム本体の移植の出来に比すると、音楽は比較的無難な出来になっている。なお、音楽の移植を担当した会社は、原作版イースIIIを開発後に日本ファルコムを離脱したメンバーが興した会社であるクインテットが担当している。クインテットは、ファルコム離脱後に『アクトレイザー』を開発し、古代祐三氏による音楽が業界に衝撃を与えるなどして活躍していたが、2005年頃になると表に出てくる事は殆どなくなっており、下請けとして今回の仕事を請けたと思われる、少々皮肉な状況に陥っていた。
今作のCDに収録された曲は全20曲以上ある内からわずか6曲のみで、オリジナルゲームサウンドトラックとしては、物足りない内容になっている。なお、ＣＤに書いてある解説には、イースIIIの作曲の担当者が「今も一線で活躍する石川三恵子氏と古代祐三氏の2名」と書かれてしまっているが、石川氏はこの頃既にサウンドスタッフとしては殆ど活動しておらず、また、古代氏はイースIIIには全く関与していない（宝箱の曲など、前作の曲は一部使われている）。
