DDR FESTIVAL & Dance Dance Revolution STRIKE ORIGINAL SOUNDTRACK
ダンス・ダンス・レボリューション フェスティバル＆ストライク オリジナル・サウンドトラック

　東芝EMIのi-DANCEレーベルより発売された、『DDR FESTIVAL -Dance Dance Revolution-』と『Dance Dance Revolution STRIKE』２作品のオリジナルサウンドトラック。ダンスコンピレーションアルバム”ダンスマニア”シリーズ作品。

　『Dance Dance Revolution』は、1998年にBEMANIシリーズ第3弾としてアーケードで登場した音楽ゲーム。流れる音楽に合わせて画面上部から降りてくる矢印に合わせ、足元に用意された十字ボタンをタイミングよく踊るように踏んでいくゲームで、登場当時一大ブームを巻き起こした。アーケードのみならずプレイステーションなど家庭用においても10年以上の長きに渡って人気を維持し続けた作品で、発売された本数は30本近くに及び、各ハードでは専用の”足元”コントローラーも発売されている。『DDR FESTIVAL -Dance Dance Revolution-』と、『Dance Dance Revolution STRIKE』の2作はプレイステーション2向けの作品で、『FESTIVAL』は2004年11月に、『STRIKE』は2006年2月に発売されている。同シリーズは特に海外で人気が高く、『STRIKE』は海外で発売されていた『Dance Dance Revolution EXTREME2』の日本ローカライズバージョンにあたる。ゲームで使われている音楽は、コナミのオリジナルの楽曲のほか、”ダンス”をすると言うそのゲームの内容から、洋楽を中心にダンスミュージックが数多く採用されているが、J-POP、アニメソングと言った曲が入っている作品もあり、TV番組『おはスタ』や、ディズニー、任天堂などとのコラボ作では、それにちなんだ音楽も使われていたりする。

　今作では、DISC-1にオリジナルサウンドトラックを、DISC-2にはボーナストラックとノンストップメガミックスを収録。古代祐三氏は『Dance Dance Revolution STRIKE』にてトランス系の曲「You gotta move it」の1曲を提供しており、同曲のノンストップメガミックスバージョンも含めて2トラックに収録されている。ライナーノーツには、楽曲ごとの解説や歌詞の他、DDRシリーズの音楽を手がけている前田尚紀氏、山岡晃氏、藤森崇多氏、加藤浩義氏のコメントが掲載されている。コナミの4人に続く形で古代氏もコメントを寄せており、当初インスト曲の予定だったのが、納品5日前にヴォーカル（Julie Rugaard氏）が見つかって急遽ミックスをやり直したという話を明かしている。ちなみに、古代氏は、かつてコンピューター雑誌「マイコン・ベーシック・マガジン」でYK-2と言うPNでライターとして活動していた時に、PC-8801を2台を使ったコナミ『沙羅曼蛇』のFM音源打ち込みプログラムを掲載（1986年11〜12月号）するなど、同社のファンとしても知られている。その古代氏がコナミのゲームで楽曲を担当するのはこの作品が初めてであり、同年にはニンテンドーDSの『悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス』でも音楽を担当。また、xbox360で発売されたグラディウスシリーズ作品の『オトメディウスG』ではアレンジを担当するなど、これ以降何度かコナミ作品に携わるようになって行く。