CD | 音楽配信 |
Label レーベル |
Falcom Label ファルコムレーベル |
Cover 前面 |
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Release Date 発売日 |
1991/12/21 |
Published by 発売元 |
KING RECORDS キングレコード |
Catalog Number 型番 |
KICA9009〜11 |
Release Price 価格 |
\7,000 (\6,796) |
Disc length 全長 |
Disc1 19:53 Disc2 34:33 Disc3 35:48 |
キングレコードのファルコムレーベルより発売されたファルコム楽曲のアレンジ集。『Falcom SPECIAL BOX '91』に続くファルコムスペシャルボックスシリーズの第4弾。紙ケースに収納されており、フィーナ&レアの特製ミニタペストリーと、ファルコムレーベルジャケットデザインのカレンダーが付いていた。タペストリーの絵はこの当時ファルコム社員だった田中久仁彦氏が描いたと思われるCGで、紙ケース裏表紙の空いている部分からフィーナの顔を見えるように収納されている。このフィーナとレアの絵はゲーム開発当初には存在していなかったが、その後同キャラクターの最もスタンダードな絵として扱われるようになっていっている。ちなみに、カレンダーの方でも、このレア&フィーナ、そしてリリアのCG絵が使われている。なお、Disc3のみ、ファルコムから復刻版が出ており、2005年発売の『イース フェルガナの誓い』初回限定版に同梱されていた音楽CD BOX『Ys PREMIUM MUSIC CD BOX in FELGHANA』内に収納されている。第5弾の『Falcom SPECIAL BOX '93』は翌年末に発売。
今回もコナミレーベルの『コナミ・オールスターズ 〜千両箱 平成4年版〜』と同時発売で、この頃になると両レーベルによる年末の音楽作品特別盤はすっかりと定着した感がある。今作は、恒例のボーカルバージョンCDのほか、スーパーアレンジバージョンと、交響詩アレンジバージョンの、3種類の構成になっている。歌詞カードにはDisc1ボーカルバージョンの歌詞のほか、Disc2のアレンジャー自身による曲解説、そして、Disc3の曲解説では『PREPRIMER』などでお馴染みとなった”鬼才”藤澤道雄氏による語りが載せられている。各CDの詳細は以下のリンク先にて。
◎Disc1 VOCAL VESION
◎Disc2 SUPER ARRANGE VERSION
◎Disc3 交響詩 WANDERERS FROM Ys
【第5回 日本ゲームミュージック大賞 第3位】(電波新聞社)
Tweet 複数のボーカリストが『ロードモナーク』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『ダイナソア』の3作から選ばれた曲を歌うボーカル曲集。
前作『Falcom SPECIAL BOX '91』より引き続いての参加となる新居昭乃氏は、この一年の間に『PERFECT COLLECTION YsIII』にて「千年LOVING」と「悲しみのアベニュー」の2曲を、『PERFECT COLLECTION SORCERIAN VOL.2』では「永遠の祈り」をと、計3曲を発表しており、今作ではダイナソアのエンディング曲「夢つむぎ」を元にした「Voyage De Roi」を歌っている。同ゲームからアレンジ曲がが生まれるのは珍しく、ボーカルバージョンに至ってはこの曲が唯一のものとなっている。スペシャルゲストとして参加する今井優子氏は、1987年にキングレコードからデビューしたシンガーソングライターで、この当時テレビドラマの主題歌曲を歌ってヒットを飛ばすなど、主にポピュラーミュージックで活躍しているアーティストだった。当時のスペシャルボックス'92の広告でもこの旨が強調されており、今井氏が歌う「Moon Light Mystery」の歌詞も書かれているなど、ある種の”目玉”として宣伝されている。そして、このCDのメインとも言えるロードモナークの3曲「White Magic X'mas」 「Take me Another World」 「世界はいつも恋してる」は、今作がファルコムレーベル唯一の参加である甘井チヨコ氏が歌っており、その声質とアレンジが相まって、明るく甘い感じ曲に仕上がっている。なお、ベーシストの名前が美久月千春氏になっているが、これは千晴の誤りと思われる。ちなみに、このCDの収録曲はボーカルベスト盤の『FALCOM VOCAL COLLECTION III』にて全曲再録されている。
DISC1 VOCAL VERSION SELECTED BY 「Dragon Slayer 〜 The Legend Of Heroes」,「DINOSAUR」&「LOAD MONARCH」 | ||||||
No. | Title 曲目 |
GAME ゲーム |
Composer 作曲者 |
Vocalist 歌手 |
Arranger / Lyrics / Performer 編曲者/作詞/演奏 |
Length 時間 |
---|---|---|---|---|---|---|
1. | White Magic X'mas オープニング |
LORD MONARCH | Falcom Sound Team J.D.K. | 甘井チヨコ | 編曲:山川恵津子 作詞:安藤芳彦 Keyboard:山川恵津子 Bass:美久月千春 Guitar:鳥山雄司 Drums:江口信夫 Synthe Programming:松武秀樹 |
3:18 |
2. | Take me Another World タイトル |
LORD MONARCH | Falcom Sound Team J.D.K. | 甘井チヨコ | 編曲:山川恵津子 作詞:安藤芳彦 Keyboard:山川恵津子 Bass:美久月千春 Guitar:鳥山雄司 Drums:江口信夫 Synthe Programming:松武秀樹 |
4:56 |
3. | Moon Light Mystery フィールド |
英雄伝説 | Falcom Sound Team J.D.K. | 今井優子 | 編曲:鳥山雄司 作詞:安藤芳彦 Synthe Programming & Guitar:鳥山雄司 Sax:本田雅人 |
4:19 |
4. | Voyage De Roi 夢つむぎ |
DINOSAUR | Falcom Sound Team J.D.K. | 新居昭乃 | 編曲:鳥山雄司 作詞:新居昭乃 Synthe Programming & Guitar:鳥山雄司 |
3:41 |
5. | 世界はいつも恋してる マップエディット |
LORD MONARCH | Falcom Sound Team J.D.K. | 甘井チヨコ | 編曲:山川恵津子 作詞:安藤芳彦 Keyboard:山川恵津子 Bass:美久月千春 Guitar:鳥山雄司 Drums:江口信夫 Synthe Programming:松武秀樹 |
3:39 |
鳥山雄司・本田雅人 by the courtesy of Sony Records ALL Music Composed by FALCOM SOUND TEAM J.D.K. |
渡辺剛氏による『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』のアレンジ集。
今作は、英雄伝説より選ばれた6曲に、中近東風ハードロックや、アコースティック、ジャズなど、原曲のイメージに縛られない自由なアレンジが施されていて、ファルコムレーベル作品の中でも独特な作風となっている。渡辺氏はポピュラーミュージックアーティストのライヴをサポートするキーボード奏者として活動しており、ファルコム関連作品では『OVA イース』の音楽にキーボード演奏で参加した事があった(『Ys DRAMATIC CONCERT』に収録)。ちなみに渡辺氏がファルコムレーベルに関わるのは今作が最後であり、後に氏はテレビアニメ系のBGMを数多く担当するミュージシャンになっている(特に2000年代以降)。
DISC2 SUPER ARRANGE VERSION SELECTED BY 「Dragon Slayer 〜 The Legend Of Heroes」 | ||||||
No. | Title 曲目 |
GAME ゲーム |
Composer 作曲者 |
Arranger 編曲者 keyboard |
Performer 演奏 |
Length 時間 |
---|---|---|---|---|---|---|
1. | オープニング | 英雄伝説 | Falcom Sound Team J.D.K. | 渡辺剛 | Keyboard:渡辺剛 Drums:鷹家剛志 Bass:岡田治郎 |
6:28 |
2. | ダンジョン | 英雄伝説 | Falcom Sound Team J.D.K. | 渡辺剛 | Keyboard:渡辺剛 Drums:鷹家剛志 Bass:勝山雄喜 Guitar:中村康彦 SAX:津上”チャールズ”研太 |
4:47 |
3. | 神の声 | 英雄伝説 | Falcom Sound Team J.D.K. | 渡辺剛 | Keyboard:渡辺剛 Drums:鷹家剛志 Bass:勝山雄喜 Guitar:中村康彦 |
6:03 |
4. | 船 | 英雄伝説 | Falcom Sound Team J.D.K. | 渡辺剛 | Keyboard:渡辺剛 Guitar:中村康彦 |
5:09 |
5. | 海賊島 | 英雄伝説 | Falcom Sound Team J.D.K. | 渡辺剛 | Keyboard:渡辺剛 Drums:鷹家剛志 Drums:津上”チャールズ”研太 Drums:内田拓夫 Guitar & Percussion:中村康彦 SAX:津上”チャールズ”研太 |
5:10 |
6. | ENDING II | 英雄伝説 | Falcom Sound Team J.D.K. | 渡辺剛 | Keyboard:渡辺剛 Drums:鷹家剛志 Guitar:中村康彦 Bass:岡田治郎 SAX:津上”チャールズ”研太 |
6:56 |
ALL Music Composed by FALCOM SOUND TEAM J.D.K. |
寺嶋民哉氏による『イースIII』のシンフォニーアレンジ集。寺嶋氏による“エレクトリック・オーケストラ”シリーズの第1弾。翌年発売の『交響詩ドラゴンスレイヤー 〜英雄伝説〜』は第2弾にあたる。2005年には日本ファルコムより復刻版も出ている。
楽曲は主にオープニングや街などゲームの序盤と、最終ステージやエンディングなど終盤の曲から選曲されている。今作は、J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRAと言う楽団(?)が演奏している事になっているが、これは実在のものではなく、実際は全てがシンセサイザーを用いた“擬似”オーケストラ作品である。昨今ではシンセサイザーでオーケストラを再現すると言うのはさほど珍しい事でもないが、この当時は比較的斬新な試みと言え、まだまだ世間一般で認知されるには至っていなかった。今作は、予備知識もなく一聴すると実際に本物のオーケストラが演奏していると錯覚し得るほどのクオリティであり、この手法は“エレクトリック・オーケストラ”シリーズとして後々までファルコムレーベルで人気を博する事になり、寺嶋氏は徐々に同レーベルにとって欠かすことの出来ないアーティストの一人になっていく。後にスタジオジブリの『ゲド戦記』など数多くのテレビドラマやアニメ・映画作品のBGMを担当する人気アーティストとなった寺嶋氏にとって、今作は記念すべきプロデビューの作品であり、その素地を十分に感じられるアレンジを披露している。なお、2013年に発売されたファルコムレーベル25周年公式記念本『Falcom Music Chronicle』にて寺嶋氏へのインタビューが行われており、デビュー当時やゲームミュージック、そしてシンセサイザーの話など、4ページに渡って掲載されている。
DISC3 交響詩 WANDERERS FROM Ys | ||||||
No. | Title 曲目 |
GAME ゲーム |
Composer 作曲者 |
Arranger 編曲者 |
Performer 演奏 |
Length 時間 |
---|---|---|---|---|---|---|
1. | 第一楽章 「予感=スティクス=」 | YsIII | 石川三恵子 | 寺嶋民哉 | J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA | 5:49 |
2. | 第二楽章 「貿易の街レドモンド」 | YsIII | 石川三恵子 | 寺嶋民哉 | J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA | 6:42 |
3. | 第三楽章 「暗黒の罠」 | YsIII | 石川三恵子 | 寺嶋民哉 | J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA | 5:57 |
4. | 第四楽章 「運命の塔」 | YsIII | 石川三恵子 | 寺嶋民哉 | J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA | 6:17 |
5. | 第五楽章 「旅立ちの朝」 | YsIII | 石川三恵子 | 寺嶋民哉 | J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA | 5:03 |
6. | 第六楽章 「WANDERERS FROM Ys」 | YsIII | 石川三恵子 | 寺嶋民哉 | J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA | 6:00 |
ALL Music Composed by FALCOM SOUND TEAM J.D.K. |
——————— STAFF ———————
EXECUTIVE PRODUCER : MASAYUKI KATO (NIHON FALCOM INC.)
PRODUCER : FUJIO SAKAI
DIRECTOR : TAKUO UCHIDA
MIEKO ISHIKAWA (NIHON FALCOM INC.)
RECORDING CORDENATE : BORDER LINE
RECORDING ENGINEER : ICHIRO YOSHIE
TAKAO SUGA
ASSISTANT ENGINEER : SUSUMU MASUDA
RECORDING STUDIO : KING STUDIO
DESIGN : AYAKO TAMURA
YOSHIO SHIRAKI
SPECIAL THANKS TO : TOSHIAKI OHTA (BORDER LINE)
SHIGEMITSU SEKI (BORDER LINE)
MASAAKI FUJITA
(オフィス・トゥー・ワン)
TOMMY SOMEKAWA
(ROCK ON COMPANY)