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ギルバレス島のはずれに、広大な砂漠があった。グブンナ砂漠と呼ばれるその砂漠には、巨大なそして美しい四角錐のピラミッドが林立していた。それらのピラミッドは、遠い昔にこの島を支配していた王たちの墓らしく、なかでもとくに大きなものは、内部が迷路のように入り組んでいた。
大魔王ギルバレスは、それらのピラミッドのなかのひとつに、不思議な力を持つ秘法を隠していた。その秘宝が持つ不思議な力というのは、灼熱の砂漠を一瞬で越えるものであるとか、魔法の力をより強くしてくれるものであるとかいわれているが、いずれも旅人の噂にすぎない。なにしろ、それを見た者は、ひとりとしていないのだから。
が、このような噂は、おうおうにして人の心を惑わせるようだ。かつて、ひとりの呪術師がその秘宝を手に入れようと、ピラミッドのなかに入っていったというのだ。そしてまた、その後呪術師の姿を見たものはいない…。
シナリオ後半の、呪術師から秘宝を取り返すところで詰まる人が出るかもしれませんね。秘宝を取り返すためには呪術師を捕まえなくちゃならないんですけど、あることに気づかないと、永遠に追い駆けっこが終わりません。
コイツはいつもプレイヤーとの一定の距離をおいて逃げますけど、通る道はプレイヤーと同じです。ですから、赤いルビーとエレベーターを巧みに使ってコイツの逃げ道を変え、袋小路に追い込まなくちゃならないんですよ。
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TUTANKHAMEN ツタンカーメン ピラミッドに隠された秘宝を守らせるため、ギルバレスが生み出した魔物。巨大ピラミッドを墓とした古代の王をほうふつとさせる姿をしており、両の目から発する怪光線で、秘宝に近づこうとする者をことごとく焼き尽くすという。光線自体だけではなく、光線の熱によって起こる爆発の威力も侮りがたいものがある。 |
ピラミッド・ソーサリアンのシナリオカードを元に、文章・構成を編纂しています。