PERFECT COLLECTION Dragon Slayer THE LEGEND OF HEROES II
パーフェクト・コレクション・ドラゴンスレイヤー英雄伝説II
| CD | 音楽配信 |
| Label レーベル |
Falcom Label ファルコムレーベル |
| Cover 前面 |
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| Release Date 発売日 |
1993/ 1/21 |
| Published by 発売元 |
KING RECORDS キングレコード |
| Catalog Number 型番 |
KICA1117〜8 |
| Release Price 価格 |
\4,200 (\4,078) |
| Disc length 全長 |
Disc1 50:50 Disc2 64:54 |
キングレコードのファルコムレーベルより発売された『ドラゴンスレイヤー英雄伝説II』のPC-8801版オリジナルサウンドトラック＆全曲アレンジ集。このCDはCD-ROMを搭載しているPC-8801MCやFM-TOWNS版に対応しており、ゲーム中にアレンジバージョンを流すことが可能になっている。
『ドラゴンスレイヤー英雄伝説II』は、ファルコムのゲームとしてPC-8801で最後に発売されたゲームで、『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』の続編直接の続編に当たり、前作から20年後のイセルハーサを舞台にしている。主人公は前作のセリオスの息子アトラスへと代替わりをしており、パーティメンバーも新しい顔ぶれが並んでいる。ゲームの本編では前作の地上よりも、地下世界“ファーゲスタ”を中心にストーリーが進行して行き、前作とは全く違う脅威に立ち向かう事になる。ちなみに、ラストのボスはドラゴンではなく、これはドラゴンスレイヤーとしては初めての事である。基本的なゲームシステムに大きな変更はないものの、魔法が数値によるMP制から、6つの“カプセル”に魔法を登録して使うと言うユニークなシステムを採用している。オート戦闘では“AI”が搭載されており、戦いの経験をしていくたびに賢くなっていくと言う進化を見せている。今作では、秋葉紀好氏がシナリオとプログラムを担当しており、ドラゴンスレイヤーシリーズ生みの親の木屋善夫氏は今回ディレクターとして関わっている。秋葉氏はこれまでに数々の木屋氏の作品の移植を行ってきたプログラマーで、この後には『英雄伝説III 白き魔女』でメインプログラムを組んでおり、木屋氏がファルコムを退社した後には、ドラゴンスレイヤーII『ザナドゥ』のリメイク作品、『リバイバル・ザナドゥ』も制作している。英雄伝説IIの音楽は、PC-8801版ではサウンドボードII、PC-9801版ではPC-9801-73音源に対応しており、どちらの機種もFM音源6音+SSG3音のOPNAアレンジが存在している（98ではFM3音+SSG3音のOPNバージョンも選択可能）。ちなみに、FM-TOWNSに移植された際には、矩形派音のないFM6音にあわせてリアレンジされており、特に「平和」と「ユーティリティ」はメロディを含めて大きくアレンジが変えられている。
Disc1は、オリジナルサウンドトラック全曲集を収録しており、『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』のオリジナルサントラを収録した前作『PERFECT COLLECTION Dragon Slayer』同様に、『MUSIC FROM ドラゴンスレイヤー英雄伝説II』と呼ぶべき内容になっている。
Disc2は、前作では米光亮氏による全曲アレンジが収録されていたが、今作の大部分の曲はFalcom Sound Team J.D.K.自身の手によるシンセサイザーのアレンジになっている。傾向としては、『Dragon Slayer J.D.K. SPECIAL』のDISC1と同様にゲーム中で鳴らしても違和感のない原曲に忠実なアレンジであり、むしろJ.D.K. SPECIALバージョンの続編と見る方がしっくりとくる。実際、J.D.K. SPECIALのDisc2に参加していた岸本友彦氏のJ.D.K. BANDが、「フィールド」 「戦闘」 「セリオスの出発」 「突入」の4曲をアレンジしており、要所の場面を盛り上げる事に一役買っている。なお、J.D.K. BANDは岸本氏以外にメンバーの表記はなく、実際何人による演奏であったかは不明である。物語の最初と最後を飾る「オープニング」と「エンディング」は、寺嶋民哉氏によるエレクトリックオーケストラで演奏されており、場面に相応しい壮大な交響曲が鳴り響いている。ちなみに、この時期岸本氏と寺嶋氏の両名は『OVA イース 天空の神殿』の音楽を手がけており、翌月にはサウンドトラックも発売されている。
【第8回 日本ゲームミュージック大賞 第6位】(電波新聞社)
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