CRIMINAL GIRLS ORIGINAL SOUNDTRACK
クリミナル・ガールズ・オリジナル・サウンドトラック

　5pb.Recordsから発売されたから『クリミナルガールズ』のオリジナルサウンドトラック。ゲームミュージックイベント「EXTRA」シリーズ関連作品。なお、先月にはクリミナルガールズのオープニング＆エンディングテーマを収録した『I Can Fly／長谷川明子』がこのサントラに先駆けて発売されていた。

　『クリミナルガールズ』は、PSPにて日本一ソフトウェアより発売されたRPGで、開発元はイメージエポック。『世界樹の迷宮』や『セブンスドラゴン』を作った新納一哉氏がコンセプトデザイナー（原案）として参加している。キャラクターデザインはいちはや氏で、基本的なゲーム音楽は株式会社キューブが担当している。現世で「罪」を背負って地獄へと堕とされ「半罪人」となった７人の少女たちを、更正し蘇えらせるために地獄の塔の最上階を目指すと言うストーリーの、オーソドックスなタイプのJRPGであるが、少女をおしおきして成長させると言う特異なシステムが設定されており、そのセクシャルな内容がゆえにCEROレーティングはD（17才以上対象ソフト）に指定されている。2013年には一部要素を追加したPS Vita移植版『クリミナルガールズ INVITATION』も発売されている。

　今作では、DISC1に通常のゲームオリジナルサウンドトラック、DISC2に声優陣が歌うキャラクターソングと、オープニング＆エンディングテーマが収録されている。主人公である７人の少女たち全員にキャラクターソングが存在しており、それぞれの楽曲は主にゲーム系音楽専門会社ベイシスケイプのメンバーによって作曲されている。古代祐三氏は長谷川明子氏が歌うオープニングテーマ「I Can Fly」の作曲を担当しており、このサントラではショートバージョンが収録されている。なお、上倉氏を筆頭としたベイシスケイプのメンバーたちは、半年ほど前に発売された『世界樹の迷宮III 星海の来訪者 SUPER ARRANGE VERSION』で古代氏楽曲のアレンジを担当していたと言う縁がある。ちなみに、古代氏はこれまでにも『NAMCO X CAPCOM』にて「すばらしき新世界」と「いつかきっと、月光の下で」の２曲のボーカル曲を担当した事があった。また、『Dance Dance Revolution STRIKE』に提供した「You gotta move it」や、『湾岸MIDNIGHT MAXIMUMTUNE 2』の「This is My Destiny」「Nothing Can Live Forever」ではトランスミュージックに英語詩によるボーカルを乗せている曲を作った事もあった。これ以降古代氏は下田麻美氏が歌う「Hello 〜へいろー〜（ドラマCD P.S.すりーさん2011開幕盤）」に収録）や、昆夏美氏が歌う「PROMPT」など、ゲームミュージック以外のボーカル作品も手がけるようになっている。