FALCOM NEO CLASSIC FROM STUDIO'S IN LONDON CITY
ファルコム・ネオ・クラシック フロム・スタディオズ・イン・ロンドン・シティ
| CD | 音楽配信 |
| Label レーベル |
Falcom Label ファルコムレーベル |
| Cover 前面 |
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| Release Date 発売日 |
1992/11/21 |
| Published by 発売元 |
KING RECORDS キングレコード |
| Catalog Number 型番 |
KICA1114〜5 |
| Release Price 価格 |
\4,500 (\4,369) |
| Disc length 全長 |
Disc1 43:40 Disc2 42:52 Disc3 16:24 |
キングレコードのファルコムレーベルより発売された、ファルコム楽曲のアレンジ集。『FEENA』に続くファルコムレーベル設立5周年特別記念盤。初回限定生産で、初回特典としてレコーディングの模様を収録した8cmシングルのボーナスCD「リハーサル編(8SSX 10001)」が付属している。
Disc1 ロンドン・シンフォニー・オーケストラ編は、祖父の代から続く著名な音楽家である服部隆之氏が編曲を担当し、ロンドン・シンフォニー・オーケストラが演奏するフルオーケストラのアレンジ作品で、今までに発売されたオーケストラ作品の『交響曲イース』や『交響曲ソーサリアン』をも凌ぐ、本場の豪華な布陣で編成されている。なお、2013年に発売されたファルコムレーベル25周年公式記念本『Falcom Music Chronicle』には服部氏へのインタビューが4ページに渡って掲載されており、約20年前の出来事を振り返るなどしている。
Disc2 ロジック・システム編は、オーケストラとシンセサイザーが共演するアレンジで、編曲を担当しているのは入江純氏、YMOのレコーディングやツアーなどに活躍した松武秀樹氏がサウンドプロデュース＆オペレーターとして参加している。『ロジック・システム』とは、松武氏と入江氏の二人が1981年に結成したくテクノポップの音楽ユニット名で、10年近い休止期間を経て1991年に活動を再開していた。なお、このCDの広告には、松武氏の師にあたり、作・編曲家で日本におけるシンセサイザーの先駆者としても知られる富田勲氏のコメントが以下のように掲載されていた。
「ロンドンシンフォニーオーケストラとロジック・システムが見事に融合して、このような優雅でミステリアスなすばらしいアルバムを仕上げた。この融合こそが将来へむけての音楽のあり方に大きな課題を投げかけているように思われる。」
Disc3 リハーサル編は、ロンドン・ウィットフィールドのザ・ヒッツファクトリーにて1992年7月に行われたレコーディングの模様を収録している。
選曲されているゲームは、『イースI』『イースII』『イースIII』『ソーサリアン』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』と言った楽曲人気の高いタイトルに加え、『ザナドゥ』『ソーサリアン 追加シナリオVol.1』と言った選ばれる事が比較的珍しいタイトルや、『ブランディッシュ』『ぽっぷるメイル』のように比較的近年のタイトルまであり、大体のファルコムゲームを網羅している。なお、『イースI』の「FEENA」 「THE MORNING GROW」、『ソーサリアン』の「呪われたオアシス 砂漠」 「メデューサの首 村」、『ソーサリアン 追加シナリオVol.1』の「いとしのジョセフィーヌ」、『英雄伝説』の「GAME OVER」の6曲は、Disc1とDisc2でそれぞれ別のアレンジで収録されており、ちょっとした”アレンジ対決”の趣もあったりする。ライナーノーツでは、収録曲の曲目解説を初め、服部氏、松武氏、入江氏の3名の簡単な経歴紹介と、それぞれの今作の録音での感想などのコメントが掲載されている。なお、松武氏は『Falcom SPECIAL BOX '92』のボーカルバージョンにてシンセサイザープログラムとして参加した事があったが、他の２名がファルコム作品に関わるのは今作のみである。
