YsIV SUPER ARRANGE VERSION
イースIV スーパー・アレンジ・バージョン
1993年11月にスーパーファミコン、12月にPCエンジンで発売された『イースIV』のスーパーアレンジバージョン。
『イースIV』は、原作元であるファルコムはゲーム原案と音楽の原曲だけを作り、各メーカーが各ハードにて各々のイースIVを開発・発売すると言うスタイルをとっており、スーパーファミコン版『YsIV MASK OF THE SUN』はトンキンハウス、PCエンジン版『YsIV The Dawn of Ys』はハドソンから発売されている。ゲームとしてはイースI・IIと同じく、半キャラずらしで敵を倒していくアクションRPGとなっており、ゲーム内の時代もイースIIの直後で、イースI・IIの舞台だったエステリアやフィーナ・レア・リリアと言ったキャラクターが再登場するなど、イースI・IIとの繋がりがより強調された作品となっている。
今作では、『PCエンジン版 イースIV』でもアレンジを担当している米光亮氏がアレンジを一手に引き受けて、これまでのシリーズ以上の力強いアレンジを披露している。また、米光氏は、翌年にPERFECT COLLECTION YsIVシリーズでも全曲アレンジを担当することとなり、前作『Falcom SPECIAL BOX '93』のプレリリースも含めると、実に４つのイースIV作品に関わることとなる。ちなみに、このCDの曲は全曲がPREFECT COLLECTION YsIVシリーズに再収録されており、「THE DAWN OF Ys」 「プロマロック」 「THE SYOBAININ」 「ロムン帝国」 「バトル＃５８」の５曲が『PREFECT COLLECTION YsIV Vol.1』に、「闇の一族」 「古代の伝承」 「聖域」 「TOWER OF SHADOW OF DEATH」の４曲が『PREFECT COLLECTION YsIV Vol.2』に、「幻覚」 「レファンス」の２曲が『PREFECT COLLECTION YsIV Vol.3』に、それぞれ収録されている。
| DISC1 YsIV SUPER ARRANGE VERSION |
| No. |
Title
曲目 |
GAME
ゲーム |
Composer
作曲者 |
Arranger
編曲者 |
Performer
演奏 |
Length
時間 |
|---|
| 1. |
THE DAWN OF Ys |
YsIV |
Falcom Sound Team J.D.K. |
米光亮 |
|
2:29 |
| 2. |
プロマロック |
YsIV |
Falcom Sound Team J.D.K. |
米光亮 |
|
4:08 |
| 3. |
THE SYOBAININ |
YsIV |
Falcom Sound Team J.D.K. |
米光亮 |
|
3:16 |
| 4. |
ロムン帝国 |
YsIV |
白川篤史？ |
米光亮 |
|
3:31 |
| 5. |
古代の伝承 |
YsIV |
白川篤史？ |
米光亮 |
|
4:36 |
| 6. |
バトル＃58 |
YsIV |
Falcom Sound Team J.D.K. |
米光亮 |
|
3:38 |
| 7. |
闇の一族 |
YsIV |
白川篤史？ |
米光亮 |
|
4:57 |
| 8. |
聖域 |
YsIV |
白川篤史？ |
米光亮 |
|
2:58 |
| 9. |
レファンス |
YsIV |
白川篤史？ |
米光亮 |
|
3:30 |
| 10. |
幻覚 |
YsIV |
白川篤史？ |
米光亮 |
|
3:39 |
| 11. |
TOWER OF THE SHADOW OF DEATH |
YsIV
(Ys) |
古代祐三 |
米光亮 |
|
4:39 |
The Legend of Xanadu SUPER ARRANGE VERSION
風の伝説ザナドゥ スーパー・アレンジ・バージョン
1994年2月にPCエンジンで発売される『風の伝説ザナドゥ』のスーパーアレンジバージョン。
『風の伝説ザナドゥ』は、木屋善夫氏によるドラゴンスレイヤーシリーズの8作目で、この１年以上にわたって開発されてきた。宝石“クレーネ・ジュエル”の力に支えられた大陸イシュタリアを舞台に、伝説の英雄の末裔であるアリオスが物語を通じて出会う仲間たちと共に、邪竜ダルダンディスの打倒を目指す物語。全12章の編成で、基本的にはトップビューのフィールドで敵を体当たりで倒すイースに似たアクションで進行し、各章の最後は横スクロールのアクション面に切り替わって章ボス戦を目指す事になる。全般的に”おつかい”の多いゲームであるが、ダンジョン攻略ステージもあるなど、変化に富んだ作品でもある。CD-DA、PCM、PSGで鳴らされるゲーム中の楽曲は約100曲ほどもあり、シーンに応じた音楽も特徴の一つである。
このCDは、エレクトリックオーケストラの寺嶋民哉氏、ニューエイジアレンジでお馴染みの藤澤道雄氏、そしてJ.D.K. BANDの岸本友彦氏の3名によって、バリエーションに富んだアレンジが手がけられている。寺嶋氏が担当するのは、「プロローグ」 「継承者」 「静寂の尖塔」 「エンディング」と言った、物語の導入や山場などの主に印象的なシーンでかかる曲で、壮大なシンフォニーアレンジが演奏されている。ちなみに、プロローグは、ドラゴンスレイヤーII『ザナドゥ』のフィールド曲「LA VALSE POUR XANADU」にメロディを加えるなどしてアレンジしたもので、名前を継承した今作を象徴する曲とも言える。藤澤氏が担当するのは、「教会」 「氷洞」 「SOPHIA」 「砂漠の風」と言った、静かで荘厳な、あるいは落ち着いた寂しげな感じの曲。ニューエイジ作品ともまた違う印象であり、演奏者は特に明記されておらず、シンセサイザーによる演奏と思われる。J.D.K. BANDが担当するのは、「風の伝説」 「砂漠を渡る鳥」 「暗黒の翼」と言った、バンド演奏に相応しい勇ましく激しい感じの曲。こちらも演奏者は明記されておらず、全てが岸本氏の手によるものと思われる。なお、J.D.K. BANDによる風の伝説ザナドゥのアレンジは、翌年に発売される『イースIV VS 風の伝説ザナドゥ J.D.K.BAND 4』にも収録されている。
| DISC2 The Legend of Xanadu SUPER ARRANGE VERSION |
| No. |
Title
曲目 |
GAME
ゲーム |
Composer
作曲者 |
Arranger
編曲者 |
Performer
演奏 |
Length
時間 |
|---|
| 1. |
プロローグ LA VALSE POUR XANADU |
風の伝説ザナドゥ
(XANADU) |
高橋俊弥
Falcom Sound Team J.D.K. |
寺嶋民哉 |
J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA |
4:40 |
| 2. |
教会 |
風の伝説ザナドゥ |
Falcom Sound Team J.D.K. |
藤澤道雄 |
M.FUJISAWA PROJECT |
3:53 |
| 3. |
風の伝説 |
風の伝説ザナドゥ |
Falcom Sound Team J.D.K. |
岸本友彦 |
J.D.K.BAND |
4:03 |
| 4. |
氷洞 |
風の伝説ザナドゥ |
Falcom Sound Team J.D.K. |
藤澤道雄 |
M.FUJISAWA PROJECT |
4:40 |
| 5. |
SOPHIA |
風の伝説ザナドゥ |
Falcom Sound Team J.D.K. |
藤澤道雄 |
M.FUJISAWA PROJECT |
4:26 |
| 6. |
継承者 |
風の伝説ザナドゥ |
Falcom Sound Team J.D.K. |
寺嶋民哉 |
J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA |
4:15 |
| 7. |
砂漠を渡る鳥 |
風の伝説ザナドゥ |
Falcom Sound Team J.D.K. |
岸本友彦 |
J.D.K.BAND |
4:34 |
| 8. |
砂漠の風 |
風の伝説ザナドゥ |
Falcom Sound Team J.D.K. |
藤澤道雄 |
M.FUJISAWA PROJECT |
3:56 |
| 9. |
静寂の尖塔 |
風の伝説ザナドゥ |
Falcom Sound Team J.D.K. |
寺嶋民哉 |
J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA |
4:32 |
| 10. |
暗黒の翼 |
風の伝説ザナドゥ |
Falcom Sound Team J.D.K. |
岸本友彦 |
J.D.K.BAND |
4:02 |
| 11. |
エンディング |
風の伝説ザナドゥ |
Falcom Sound Team J.D.K. |
寺嶋民哉 |
J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA |
4:41 |
POPFULMAIL SUPER ARRANGE VERSION
ぽっぷるメイル・スーパー・アレンジ・バージョン
1994年の4月から8月にかけて各家庭用ゲーム機（メガCD・スーパーファミコン・PCエンジン）で発売される『ぽっぷるメイル』のスーパーアレンジバージョン。
『ぽっぷるメイル』は元々1991年〜1992年にPC-8801/PC-9801で発売されたアクションゲームであり、発売から既に２年が経過したゲームであったが、丁度この当時は３つの家庭用ゲーム機への移植が発表された頃であったため、今作の収録タイトルとして選ばれたものと思われる。ちなみに、各ハードへの移植はそれぞれ別の会社が手がけており、PCエンジン版はNECホームエレクトロニクス（開発：ヒューネックス）が、メガドライブのメガCD版はセガ（開発：セガ・ファルコム）が担当しており、スーパーファミコン版は日本ファルコム自身によるリメイク作品となっている。どの機種も横スクロールタイプのアクションゲームで、女エルフ・メイル、魔法使い・タット、怪獣のガウと言う異なる３タイプのキャラクターが主人公であることに変わりはないが、それぞれに剣振りアクションや新ステージ追加、新マップ、声優の演出、そして新たな音楽の追加などなど、機種ごとに特色のあるアレンジが施されている。なお、それらの3機種のオリジナルサウンドトラックを収録した『ぽっぷるメイル サウンドボックス'94』も出ている。また、ぽっぷるメイルはこの当時もてはやされた“メディアミックス”が盛んに行われたタイトルの一つであり、この後にはラジオドラマの作品になったり、その内容がCDドラマ『ぽっぷるメイル パラダイス3』『ぽっぷるメイル パラダイス4』『ぽっぷるメイル パラダイス5』に収録されるなどしている。
「オープニング 遥かなるヴァルハラ」と「エンディング(1) 誰かがあなたを愛している」の2曲はエレクトリックオーケストラの寺嶋民哉氏によってシンフォニーアレンジに生まれ変わっており、それ以外の曲のアレンジは全てJ.D.K. BANDの岸本友彦氏が担当している。J.D.K. BANDのメンバーは記載されておらず打ち込み中心のサウンドであるため、全曲が岸本氏によるものと思われるが、一人で手がけているとは思えないほどの厚いサウンドを聴かせてくれている。ぽっぷるメイルはこれまでに『FEENA』や『Falcom Vocal Special J.D.K.BAND 3』などでボーカルバージョンが収録されることはよくあったが、ボーカルのないインストゥルメンタルバージョンのアレンジは『FALCOM NEO CLASSIC』での一曲のみで、アレンジ曲が１枚のCDにまとまって収録されるのは珍しい事であった。ちなみに、インストは後に『ぽっぷるメイル パラダイス』などにも収録されており、そのアレンジャーはJ.D.K. BAND名義ではない岸本氏だったりする。
| DISC3 POPFULMAIL SUPER ARRANGE VERSION |
| No. |
Title
曲目 |
GAME
ゲーム |
Composer
作曲者 |
Arranger
編曲者 |
Performer
演奏 |
Length
時間 |
|---|
| 1. |
オープニング 遥かなるヴァルハラ |
ぽっぷるメイル |
Falcom Sound Team J.D.K. |
寺嶋民哉 |
J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA |
4:30 |
| 2. |
JUNGLE（戦闘） |
ぽっぷるメイル |
Falcom Sound Team J.D.K. |
岸本友彦 |
J.D.K.BAND |
4:18 |
| 3. |
CAVE（戦闘） |
ぽっぷるメイル |
Falcom Sound Team J.D.K. |
岸本友彦 |
J.D.K.BAND |
4:05 |
| 4. |
メドレー オープニングデモ１
ステージボス
中ボス
ガイストレイス
ステージクリア |
ぽっぷるメイル |
Falcom Sound Team J.D.K. |
岸本友彦 |
J.D.K.BAND |
4:52 |
| 5. |
VOLCANIC ZONE（戦闘） |
ぽっぷるメイル |
Falcom Sound Team J.D.K. |
岸本友彦 |
J.D.K.BAND |
4:38 |
| 6. |
ICE BERG（戦闘） |
ぽっぷるメイル |
Falcom Sound Team J.D.K. |
岸本友彦 |
J.D.K.BAND |
3:22 |
| 7. |
CASTLE（戦闘） |
ぽっぷるメイル |
Falcom Sound Team J.D.K. |
岸本友彦 |
J.D.K.BAND |
3:47 |
| 8. |
MENU |
ぽっぷるメイル |
Falcom Sound Team J.D.K. |
岸本友彦 |
J.D.K.BAND |
4:01 |
| 9. |
エンディング(1) 誰かがあなたを愛している |
ぽっぷるメイル |
Falcom Sound Team J.D.K. |
寺嶋民哉 |
J.D.K. ELECTRIC ORCHESTRA |
3:42 |
Falcom SPECIAL BOX'94 STAFF
Executive Producer : MASAYUKI KATO (NIHON FALCOM INC.)
Producer : FUJIO SAKAI
Director : JUN ENDO
MIEKO ISHIKAWA (NIHON FALCOM INC.)
Sound Engineer : TAKAO SUGA
KOUICHI SUZUKI
SHIGERU MATSUMURA (MIT STUDIO)
Mastering Engineer : SEIJI KANEKO
Design : SHINICHI MATSUDA
YOSHINOBU YAMAGUCHI (Works D)
YASUHITO IKEDA (Works D)
Cover Illustration : HIROYUKI NISHIMURA
Special Thanks to : MAKOTO SUZUKI (COMPOZILA)
MASAAKI FUJITA （オフィス・トゥー・ワン）
SEIJI SUZUKI (FIELD Y)
