FALCOM FIELD ZANMAI
ふぁるこむ・フィールド・ざんまい
| CD | 音楽配信 |
| Label レーベル |
Falcom Millennium Series (FMS) ファルコム・ ミレニアム・シリーズ |
| Cover 前面 |
 このCDをAmazonで購入 |
| Release Date 発売日 |
2013/10/18 |
| Published by 発売元 |
Nihon Falcom 日本ファルコム |
| Catalog Number 型番 |
NW10103270 |
| Release Price 価格 |
\2,625 (\2,500) |
| Disc length 全長 |
46:29 |
日本ファルコムよりファルコム・ミレニアム・シリーズ(FMS)にて発売された、ファルコムゲームのフィールド曲アレンジ集。“ざんまい”シリーズ第５弾。8月12日のコミックマーケット84の企業ブースでは、岡島俊治氏と上倉紀行氏のCD発売記念トークショーも行われた。CD発売日と同日に「iTunes®Store」 「Amazon MP3」 「mora」にて配信販売（1800円）も開始されている。
神藤由東大氏、上倉紀行氏、岡島俊治氏の３名がそれぞれ織り成すアレンジバージョンを収めた“ざんまい”シリーズは、2011年末に第１弾の『ほしのありかざんまい』が発売されて以来およそ半年に一枚のペースで発売されており、また、タイトル名に“ざんまい”と入っていないものの、同じメンバーによる『イース古今曲集』や『Falcom Music Chronicle SPECIAL CD』といったゲームや本の特典CDも出ている。“ざんまい”シリーズは２年近く続くアレンジCDの定番となっていたが、惜しくもこの体制は今作がラストとなり、以後ファルコムからアレンジCD作品が出るペースは徐々に鈍化することとなる。
今作では、『ふぁるこむボスざんまい』のように様々なファルコムゲームの特定のシーンの楽曲アレンジが収録されおり、RPGでは町の外や戦闘以外の“空間”を示す“フィールド”がテーマとなっている。対象ゲームは新旧作まんべんなく選ばれていて、近年のゲームからは、『英雄伝説 零の軌跡』の人気曲「On The Green Road」や、『イース セルセタの樹海』の新曲より「一陣の風」が選出されている。『イースざんまい』では旧作『イースIV』のアレンジのみであったためセルセタの樹海のインストアレンジは今回が初めてのこととなった。『イースVI ナピシュテムの匣』の「QUATERA WOODS」は、jdk BANDライブで定番のボーカル曲「パンドラ」の元曲であり、今作では大人の雰囲気が漂うしっとりとしたアレンジになっている。小寺可南子氏が歌う「もっと近くで」は、『英雄伝説 空の軌跡』の「リベールの歩き方」を元したボーカル曲で、“ざんまい”が第２弾以降インストオンリースタイルになってからは初めてにして唯一の歌物である。『英雄伝説III 白き魔女』の「MOUNTAIN PATH」ではjdk BANDの豪華メンバーに尺八奏者の神永大輔氏を交えた新たな“民俗音楽”が生み出されており、『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』の「フィールド」はファンク調のスムースジャズアレンジが施されている。『ソーサリアン』から選出された「砂の城」は、jdkTVでも岡島氏が挑戦していた“PLUS MIX”アレンジの進化バージョンとなっており、作成し直されたFM音源＋PSG音源とjdk BANDの融合したサウンドが完成している。また、これまでにも様々なアレンジが行われてきた『イース』のド定番曲「FIRST STEP TOWARDS WARS」はメタルヴァージョンとなって登場した。さらに極めつけともいえるのは、ファルコム初のオリジナル音楽である『ザナドゥ』「LA VALSE POUR XANADU」のオーケストラバージョン「Le Prelude Pour Xanadu」で、タイトル冒頭の効果音「プロローグ」を鐘の音に見立てたり戦闘終了のジングルを織り交ぜたりした、壮大な神藤アレンジでアルバムを締めくくっている。なお、『英雄伝説 碧の軌跡 Evolution』始動記念ボーナストラックとして最終トラックに滑り込んだ「Get Over The Barrier!」は、『空の軌跡ざんまい』に続くブラスバンドアレンジであり、アレンジャーの上倉氏本人が手掛けた『零の軌跡 Evolution』のアレンジが元になっている。ライナーノーツでは“ざんまい”シリーズ恒例のアレンジャー本人による各楽曲解説を掲載。
