MUSIC FROM Ys
ミュージック・フロム・イース
| LP | Tape | CD | 音楽配信 |
| Label レーベル |
STAR CHILD / TAPE スターチャイルド テープ版 |
STAR CHILD / LP スターチャイルド LP版 |
STAR CHILD / CD スターチャイルド CD版 |
| Cover 前面 |
 |
 |
 |
| Release Date 発売日 |
1987/11/ 5 | 1987/11/ 5 | 1987/11/ 5 |
| Published by 発売元 |
KING RECORDS キングレコード |
KING RECORDS キングレコード |
KING RECORDS キングレコード |
| Catalog Number 型番 |
K25H4701 | K25G7701 | K30X7701 |
| Release Price 価格 |
\2,500 | \2,500 | \3,000 |
| Disc length 全長 |
— | — | 53:31 |
| Label レーベル |
CGM SERIES / TAPE Reprint CGMシリーズ テープ版 再販 |
CGM SERIES / CD Reprint CGMシリーズ CD版 再販 |
Falcom Label / Reprint ファルコムレーベル キングCGM定番コレクション |
| Cover 前面 |
 |
 このCDをAmazonで購入 |
 このCDをAmazonで購入 |
| Release Date 発売日 |
1989/ 4〜 ? | 1989/ 4〜 ? | 1993/ 5/21 |
| Published by 発売元 |
KING RECORDS キングレコード |
KING RECORDS キングレコード |
KING RECORDS キングレコード |
| Catalog Number 型番 |
K25H4701？ | K30X7701 | KICA2301 |
| Release Price 価格 |
\2,350 | \2,812 (\2,730) |
\2,200 (\2,136) |
| Disc length 全長 |
— | 53:31 | 53:31 |
キングレコードのアニメ関連レーベル“スターチャイルド”のCGM（コンピューターゲームミュージック）シリーズ第1弾として発売された、PC-8801SR版『イース』のゲームオリジナルサウンドトラック。初回特典としてロゴ・ステッカーが付いてた。テープ・LP・CDの３メディアでの発売で、ジャケットイラストなどを変えた再販もされており、1993年にはキングCGM定番コレクションとしてファルコムレーベルから廉価版が再発売されている。また、5日後には、アルファレコードからイースサントラを含む『FALCOM GAME MUSIC』も発売されている。このCD発売から10年を経た1997年には、『Ys ETERNAL』の初回限定特典として、やはりPC88などのサントラを収録した音楽CD『Ys Sound Super Collection』が出ている。
『イース』は、PC-8801を始め、X1、PC-9801、FM7/77、FM77AV、MSX2、と言った当時の主要パソコンに発売されたアクションRPGで、その後、他社からライセンス移植にてファミコン、セガ・マークIII、PCエンジンと言った、やはり当時の主要家庭用ゲーム機にも出されている。変り種として、電波新聞社のX68000版なども存在し、時を経てセガ・サターンにも移植されており、10年の歳月を経てファルコム自らWindowsへリメイク版も出している。この当時のPCゲーム界は高難易度のものが好まれる傾向にあり、解くことに挑戦するユーザーと、そのユーザーに挑戦状を叩きつけるが如く高難易度のゲームを作る開発陣と言う構図があったが、イースはそれを真っ向から否定するかのように、誰もがエンディングまでたどり着ける”優しい”ゲームを届けると言う”挑戦”を行った作品で、その後の業界の流れを大きく変えたゲームであったと言える。”体当たり”で敵を倒すと言うシンプルなアクション、手に入れたアイテム一つ一つに用意されているなど描き込まれたグラフィック、緻密に配されたマップ、神秘的な雰囲気の中解き明かされていく物語、そして衝撃的とも言えるほどのクオリティでユーザーを魅惑した音楽など、多くの点が後々まで語り継がれるゲーム史上の名作の一つと言える。
楽曲のほとんどは、『ザナドゥ・シナリオII』『ロマンシア』に続いてアルバイトで参加していた古代祐三氏が手がけている。今作の音楽は、それ以前と比較すると明らかに”進化”しており、クオリティの高さは他社を含めた他のゲームの追随を許さないほどの出来であった。この当時FM音源はまだまだ完璧に扱える人物はそう多くはなく、音源ドライバと共に洗練されていく進化過程を肌で感じることができるほどである。FM音源（FM3音+SSG3音）と言う限られた当時の音楽環境を最大限に生かした本作は、同年発売の『ソーサリアン』、翌年発売の『イースII』と共にパソコンゲームミュージック史上最も有名な一つで、後のゲーム音楽にも大いに影響を与えることとなる。なお、ミネアの町の曲「FOUNTAIN OF LOVE」は、この後ファルコム音楽の中核的存在となる石川三恵子氏の記念すべきデビュー曲である。アレンジ曲を担当している米光亮氏は今作が契機となって『PC Engine版イース』のアレンジも担当することになり、人気を博した米光氏は後に数多くのファルコム作品でそのアレンジを披露して行く。
今作は、イースのゲーム中で使用された16曲の他、未使用曲13曲、X1/MSX/FM7版で使われたPSG曲5曲を含むオリジナルサウンドトラック34曲と、アレンジバージョン6曲を収録している。ただし、効果音的扱いであったためか、「GAME OVER」 「Lucky宝箱」の2曲は残念ながら入っていない。なお、MSX版のPSG曲の内4曲は、アポロン音楽工業より音楽テープでのみ発売された『ORIGINAL SOUND OF XANADU VS Ys』でも収録され、また未使用曲13曲はファルコムレーベルの『FALCOM SPECIAL BOX '91』でも再度収録されている。ライナーノーツは、最初のバージョンがゲーム評論家の山下章氏、再発売版は日本ファルコム初の音楽専門社員である石川氏が書いている。紙面にはゲーム中で使用された16曲の譜面も載っている。なお、山下氏は、イースのゲームパッケージに同梱されていたライナーノーツも担当しており、また、氏が書いた電波新聞社のPCゲーム攻略本“CHALLENGE! A.V.G & R.P.G III”には、作曲者によるイースの楽曲ごとの詳細な解説を見ることが出来る。
［ 推定売上枚数 2600枚 ］
Tweet
